姿勢と緊張型頭痛
本日は「緊張型頭痛」についてお話いたします。
頭痛は非常に身近な疾患です。脳障害や感染症などの何かしらの疾患に伴う頭痛を除くと、「片頭痛」「群発頭痛」「緊張型頭痛」が主な頭痛となりますが、片頭痛だけでも患者数は800万人、緊張型頭痛に関しては2200万人もの患者数になると言われています
頭痛の種類
片頭痛の記事でもご紹介しましたが、頭痛には”一次性頭痛”と”二次性頭痛”があります。
詳細は片頭痛の記事をご参照頂ければと思いますが、簡単にまとめると、
”一次性頭痛”とは、他に原因となる疾患を有しておらず、頭痛そのものが問題となっている頭痛性疾患のことです。
”二次性頭痛”とは、脳血管の障害などの頭蓋内疾患や、感染症などの全身疾患に伴う頭痛のことです。
緊張型頭痛は一次性頭痛の中の一つです。
緊張型頭痛とは
緊張型頭痛は全頭痛のうちの約56%を占めると言われており、最も発症頻度の高い頭痛です。
両側後頭部を中心とした圧迫感や締め付け感が生じ、眼や側頭部への放散痛を伴うこともあります。
生活習慣が大きく関わっており、環境の変化・睡眠不足・精神的ストレスなどの影響が緊張型頭痛発症の因子となることもあります。そして、以下の2つが緊張型頭痛のメカニズムとして考えられています。
①循環障害
②痛みの抑制機能の低下
ここでいう循環障害とは、筋肉が硬くなってしまうことで生じる循環障害を指します。
頭の重さは5~6kgもあるので、頭を支える首周りの筋肉は普段から硬くなりやすい部分ですが、肩よりも頭が5cm前に出ると首への負担は2倍になり、10cm前に出ると4倍の負担が掛かるとも言われています。
そのため、頭が前に出るような不良姿勢が長時間・長期間続くと、頭を支える首周りの筋肉は過剰に使われることになって硬くなってしまいますので、不良姿勢も頭痛には大きく関わってきます。
②の痛みの抑制機能の低下というのは、鎮痛に働く回路が上手く機能しなくなったり、痛み刺激が繰り返されているうちに徐々に侵害刺激に対して過敏になって、痛みを感じやすくなったりすることです。このような状態になると頭痛が生じやすくなります。
姿勢改善で頭痛緩和を!
前述のように、姿勢が崩れることで頭が前に出て首周りの筋肉への負担が増加し、緊張型頭痛につながることも考えられますので